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2007年12月9日(日) 原宿cafe studio
ままどおるズ『ままどおるズツアー』


行って来ました。東京会場限定50名。

このツアー、チケット代が2000円で、しかもお土産つき。
場所は貸切。ワンドリンク付き(…赤字?)。
そんなこの「ままどおるズツアー」のスポンサーは、創刊115周年を迎えた福島民報です。
この太っ腹!!


関係ないけど、今日のお客は基本的にとうほぐすっしんしゃ限定。
東北出身で良かった~、と生まれて初めて思いました。



開演冒頭、箭内さんと山口くんの往復書簡から開始。
プロジェクターに映される鬱々とした言葉とそれを朗読する福島訛り。


「マフラー外して、首の後ろの部分(人にさらけ出さない部分)、出そうよ」



そして「しゃくなげの歌」(?)でままどおるズ入場。

「しゃくなげの歌」って何だか知らないのですが、周りはもう大爆笑で手拍子で迎えます。
(※「しゃくなげの歌」は福島県民の歌らしい)

入場の時、二人がものすごいシリアスな顔で入ってきたのでどういう会になるのかと思ったけど
「いやー、手拍子で迎えてくれてよかった」
「福島会場だと、しーーーんとしてたもん」
とのこと。

「やっぱり東北の出身だからか、あんまり皆あか抜けていないね」だってさ(笑)


福島会場だと、福島県の副知事も見に来たらしい。
福島会場も行きたかったなー。
(次の日に仙台で民生VSサンボがあって、それに参加したら、ままどおるズTシャツを何人も見かけました)


会場に来たお客さんに「どこの出身か?」手を挙げさせたら、9割以上が福島県出身!!!。
ちなみに私はその他の少数派。


歌は数曲。
あとの時間はひたすらトーク。

あそこでした話、ここで書いちゃうと東北のイメージが確実に下がるから、どうしようかな?
書かないでおこうかなwww

でも、今日の模様は「風とロック」に載るらしい。発行されたらすごく欲しい。
行けなかった人は要チェック。

トークでは、山口くんがすごいニコニコニコニコしているように見えて、見ているこっちもニコニコ状態。


山口「大学を卒業して、東京ホーケイ学院に行って、
ホーケイ学院なんて名前だから、思わず俺は仮性科を捜した」
なんていう下ネタも、下ネタに寛大な東北出身者達は男女問わず大爆笑。

「風とロックと福島民報」撮影秘話とか、
民報のサ○イさんには愛人がいる(注意:ガセ)とか、
山口くんの給料は安すぎる、山口くんは松本素生ほど体はでかくない、とか。
色んな話題が百花繚乱。


箭内「田舎に帰る時はあんまり派手にしないで、地味な格好で帰るよね?」
山口「あんた、この間髪は隠していたけど、ピンクのパンツはいてたじゃないですか!!!」
頭隠してなんとやら、ってヤツですね(笑)
というか福島はヤンキーが多いから(偏見)、金髪大丈夫ですよ!。ピンクのパンツの方が確実に目立ちますよ!。

山口くんから、「箭内さんの(トークの)フリは悪い」、と何度も何度も言われてて、ままどおるズ内の関係はたしかに山口隆(兄)、箭内道彦(弟)だと納得。


それからトークで一番時間を費やしたのが、地方CM・テレビ。
私は、「ホテル聚楽」とか「ヤンマーとかクボタCM」、「ベニーランド」は分かるのですが、「今野貴石」とか「弦哲也のカラオケグランプリ」とか全く意味不明。

今日の出席者は9割以上福島出身なので、他の人達は共感や爆笑の渦。
そんな中、あまりにも私がぽかーんとしていたらしく、
壇上の二人に「お前、東北出身者じゃないだろ!?」と言われました

東北ですよ!!
人の服装を見て、マフラーを外せって言っただろう!!とか訳分かんない因縁もつけられた。
ままどおるズの二人だって、こっちのご当地CM「酒田米菓」「米沢の漢方」知らないくせにー


それから歌ですが、

<セットリスト>
01 ままどおる
02 NO TOMORROW
03 you don't know
04 俺も福島には帰れない


「ままどおる」
今日、このライブに行こうと思ったのは、言っちゃえばオリジナルの「ままどおる」が聞きたかったから。

今年8月18日の渋谷タワレコで「別冊 風とロック2」発売記念イベントがあって、箭内さんの別ユニットTHE SUNDAY DRIVERS(箭内道彦×渡辺健二)が、ままどおるを歌ったんです(2番の歌詞は渡辺健二バーション)

で、それがものすごく良かった。
こりゃオリジナルを聞かなきゃいけねぇ!!と思ったわけです。


「ままどおる」歌詞(あやふやですが)

お土産を買って帰るよ
いつもどおりの甘いおかし
るるる ままどおる

(中略)

故郷へ帰る
東京へ帰る
帰る場所がふたつあるのかい?
ほんとうはひとつもないんだ


サビの部分が身にしみる。
故郷から出ちゃった人間はみんなこの感覚分かるんじゃないかな?
でも、故郷から出ちゃった分もうこの先どこへでも行けるわけだけどね。

個人的にはこの曲は、色んな人に広く聞いて欲しい。


「NO TOMORROW」
曲を紹介しないで山ちゃんが歌おうとして

箭内「タイトル言わないの?」
山口「別にそんなのいいじゃないですか!?」
箭内「ブログ書く人、困るでしょ」

だって(笑)。箭内さん、ありがす!!!


「俺も福島には帰れない」
今までねバカな話をニコニコしていた山口隆がこの曲になった時、豹変した。

サンボマスターのライブは、言ってしまえばもう最初からマグマ噴出している状態。
ああいう状態はもう見慣れているし、ある意味当たり前に思っていた。

けど、この時は私は初めて山口隆からマグマが噴出する瞬間を見た。

「噴出する瞬間」って、ものすごい。
数秒前のニコニコしていた彼とは全くの別人だ。
ビックリした。
本当にビックリした。

今までの3曲は山口色はさほど強くないと思う。
だけど、この曲は山口隆の叫びのような歌だった。



後半は今日初めて会ったメンバーだというのに、妙な一体感が生まれて、
箭内さんが「過去をしらない同士の同窓会みたいだね」と言った。


そういえば、私の隣に座ったお二人。
開演前の会話の内容から察するに、この先「故郷に帰ることもない」「強制送還されることもない」「親・親戚に故郷に拉致される危険もない」もう完全に東京の人だった。だから私は一方的に、この人達とは多分分かり合えないだろうな、と始まる前は思ってたのね。

でも、こんな同じローカル話で盛り上がったわずか2時間で、お隣さんへの違和感なんて消えていた(単に私の心が狭かったんだよね。反省…)


最後にままどおるズ退場。
でも、退場する時の山口隆は、「俺も福島へ帰れない」の時の彼とは違っていて、また不思議な感じがしました。


今日のようなイベントを開いてくれた福島民報には感謝の気持ちでいっぱいですよ。また、こういう機会があったら嬉しいなと思いました。
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