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2009年5月16日(土)Zepp Sendai
安藤裕子 LIVE 2009 "THE BEST"



最初に書いてしまうと、私的にはよくあることなんだけど斜に構えてライブの参加することがある。
でも、そのライブが素敵だった場合、ライブが進んでいくと斜に構えていた自分とは関係なくやっぱり引き込まれてしまったり、「やっぱりすごいな」と心から素直に思ってしまう。


これで安藤裕子を生でみるのは4回目。仙台、RSR、山形、今回。

今まで安藤裕子のライブに参加して、個人的に色々思うところがある。
「これが本気じゃないだろう?まだまだ本当はやれるだろう?」という思いがどうしても拭えない。

昨年の大震災の日に、強行して開催した前回のツアー。
それもあって、今回はツアーの初日に組み込まれたこの日の仙台公演。
だからこそ圧倒的な力でもって、斜に構えた私なんか滅茶苦茶に蹴散らせて欲しかったのに、どうしてもそんなステージではなかった。


良かったのは「パラレル」と、最後に自棄にでもなったかもように最後にして声量が増した「聖者の行進」。
ツアーもこの日が初日だったから、あんまり良くはないのが普通なのかもしれないけれど。



とりあえず、勝手に自分で思いこんでおいて、そして相手が自分の思い通りじゃなかったからと、色々不満を書き連ねるのはとても女々しいよなぁ。

誤解のないように一応書いておくけど、この人の作品(歌)は好きです。
今度新しいオリジナルアルバムが出たら多分買うし、次のワンマンも日程とかが合えば行くと思います。


そういえば、かなり痩せてしまっていて、顔の頬骨がかなり目立っていた。好みかもしれないけれど、そこまで体重落とさなくても、と思ったり。
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2009年1月24日(土)山形県郷土館「文翔館」議場ホール
安藤裕子 2009 ACOUSTIC LIVE

安藤裕子とピアノの山本さんとギターの山本さんの3人で織りなすアコースティックツアー。

17時30分に始まり、19時15分頃に終わったのかな?
体調不良のため、強めの咳止めを飲んでいったら、おかげで公演中一回も咳をしないですんだけれど、猛烈な眠気。
後半は半分寝ながら聞いてました、贅沢にも。



で、あのピアノの山本さん。
すごい、と思って見ていた(すごい人なの?)。
音楽のテクニックとか音の質とか全然分からないこの私が「なんかすげー!!」と思ったくらい人を惹きつける素敵なピアノを弾く人だった。


曲的には「忘れものの森」と「The Still Steel Down」(多分)が良かった。
「The Still Steel Down」はCDで聞いても全然心に引っかからない(というかアルバム「shabon songs」自体あんまりよく聞いていなかった)のだけれども、「ああ、良い曲だなぁ」と。


でも、
こういっては失礼だけど、もっとやれただろう?感はある。
そりゃ、勿論この公演も売り切れたし、公演自体もチケット代金分は価値があったことに間違いはない。けれど、なんというか個人的には何かが足りない。ノルマを達成しただけのライブで、しばらくすると山本さんのピアノ以外のことは忘れてしまいそうだ。
個人的に、安藤裕子と東北って相性悪い、と思う。
他の地方の公演見ていないけれど、仙台で見た時も今回の山形で見た時も、もっと出来るんじゃ…?と思ってしまう。
なんか客と通信、通じ合うことが出来てないんじゃ?と。
逆に九州とか札幌あたりと裕子は相性良いイメージある。


そういや、春から始まるバンドツアーの初日は仙台らしいです。

文翔館の入口


文翔館は大正時代に作られた山形県の県庁舎なのです。



入場時も閉幕後も雪が降っていました。
2008年6月14日(土)Zepp Sendai
安藤裕子 LIVE TOUR 2008 "Encyclopedia"

この日の午前8時43分、岩手県と宮城県で最大震度6強の強い地震がありました。
亡くなられた方もいらっしゃいました。

私の住んでいる所も揺れました(幸いにも被害はないけど)。
休みの日だったんですが、その日はそれからバタバタと慌ただしく。

そして今日の安藤裕子のライブ、Zepp Sendaiにて16時開場、17時開演の予定だったんですが、まず電車が動いていない。

早い段階で、死者もいるとの報道。

正直、今日のライブは中止になるかもなぁと思いました。
(2005年8月に震度6弱の地震があった際、岩手の野外音楽フェスとZepp Sendaiのライブは開催されましたが、この地震の死者はいなかったし)


HPで調べようにも安藤裕子のオフィシャルHPを見ても、何のアナウンスもなく。
Zepp SendaiとイベンターのG○PのHPを見たら15時過ぎに、「開場18時30分、開演19時で行います」とのこと。
と言うわけで行ってきました。


<セットリスト>
1 六月十三日、強い雨。
2 再生
3 HAPPY
4 水玉
5 Hilly Hilly Hilly
6 鐘が鳴って門を抜けたなら
7 美しい人
8 夜と星の足跡 3つの提示
9 あなたと私にできること
10 太陽のうそつき(英語詩、弾き語り)
11 水色の調べ
12 お祭り-フェンスと唱おう-
13 たとえば君に嘘をついた
14 海原の月
15 パラレル
16 僕らが旅に出る理由
17 さよならと君、ハローと僕

EN1 はじまりのうた
EN2 聖者の行進

【Key:山本隆二、Gt:山本タカシ、cho&色々:新居昭乃、Ba:沖山優司、Dr:沼澤尚】

当日入りだった安藤裕子は、ホームで地べたに座ってお弁当を食べて、新幹線の復帰を待って仙台に来たそうです。
東京ー仙台の新幹線は復帰できたけど、仙台以北の新幹線は復帰しなかったし、在来線も16時過ぎてやっと復帰し始めた感じだったから、遠方の人は来れなかっただろうな……

会場スカスカだったらどうしよう、と2階(指定席)に行ったら、1階に300席くらい椅子が並べられてあった。
あれ??チケットを買った時、1階はスタンディングと書いてあったから2階にしたんですが、1階は椅子ですか??
チケットの売れ行き悪かったから、誤魔化す為に椅子設置したのかなぁと思いつつ、2階最前列真ん中付近へ。


※余談ですが、
2005年8月に地震があった当日、某バンドのライブあった際には、お客の安全に配慮して、色々アナウンスがありました。が、この公演に関しては全くありませんでした。
この公演中は勿論非常口のランプは消えていました。余震があったらどこに避難?
そんな今回のイベンターはやっぱりG○Pです。


とりあえず、1曲歌い終わる毎に拍手があるのが新鮮でした。
そして、思っていたよりも数段、歌声に力がありました。DVDやテレビでは分からなかったです。


個人的に一番圧巻だったのが、最初の曲『六月十三日、強い雨。』
初めて生で聞いた私は、こういう歌声なのか、と、
直立して、下からライトに照らされて歌い上げる安藤裕子を見入った。
そして『再生』

その後、coccoのような口調でたどたどしく
「こういった状況で歌うことが正しいのか分からなかったけど、待っていてくれる人が一人でもいる限りは歌おうと思いました」
と言っていました。


「カップルで来てる人」で客に手を挙げさせ(あちこちでパラパラ挙手)、
「他の会場だと、もっと多いんだけど(笑)、カップル達の為に歌います」と言って、『あなたと私にできること』

そして
「アコースティックライブの時から自分に課しているマゾコーナー」といってギター弾き語りの『太陽のうそつき』(新曲)
英語なので何言っているか分からず、日本語で意味を言ってくれたんだけど、それも意味分かんなかった(笑)

「海原の月」で歌い上げた後、一気に「パラレル」「ぼくらが旅に出る理由」(小沢健二カバー)にいく流れも良かった。照明も効果的だった。
この「ぼくらが旅に出る理由」、アルバムで聞いた時、うおおおおーー!!と思いましたもん。私の世代には堪らない。
ライブでも歌うなんて反則だ(笑)


でも、微妙になんか心からは楽しめない感じ。
所々で歌に引き込まれて他の事は全て忘れられる瞬間というものは確かにあったのだけれども、どうしても心の底からは楽しめなかった。

県外から来た人も結構いたけど、私がいた2階席は売り切れたはずだったのに、けっこう穴だらけだったので、来れなかった人も確かにいたんだろうな。
天災だからある程度は仕方ない、と分かっているけどね。


やっている安藤裕子の方も、思ったようには盛り上がらないせいか、
「成績の良い大人しいクラスみたいだねw」とか言ってた。


アンコールの時、安藤裕子が一番に戻ってきて、メンバーを順に読んで、山本さん以外は一言ずつコメントを言って入場。

裕子は、今回の物販のオーガニックコットンワンピをお召しになっていた。
ワンピの下にいつも何か持ってきてたのに、今回は忘れてしまって移動の時にはいていたジーンズをはいていた。

で、その後、裕子はコーラスのおねーさんを凝視して、無言の圧力に負けたおねーさんがアシスタントのようにTシャツを広げたり、タオルを広げる任を負わされていたww
ワンピは確かにかわいかったけど、7000円かー

そしてアンコールは、新曲『はじまりのうた』そして、『聖者の行進』


終演は21時10分くらい。

地震から約12時間後。
駅に行くと、まだ復旧していない電車の路線もあった。
復旧待ちの人が電光掲示板を真剣に見ていた。


無事に家に帰って、普通に過ごし、翌日、安藤裕子のオフィシャルHPを見た。
(ちなみにオフィシャルサイトには、この日のライブの開場・開演時間が変更になる旨のアナウンスは最後まで全くありませんでした。お金を貰ってライブをするというのにね)


で、安藤裕子の日記を読んでビックリしたというか、なんというか。


「来られなかった人、本当にごめんなさい。」と書いてある割に
死者も出た地震のあった日、その地震のあった県で行ったライブの日記の写真はピースサインでした。

少なくても、この日の新幹線待ちの昼の段階で
・この地震で亡くなった方がいること
・いくら仙台市は被害が少ないとはいえ、交通機関の麻痺でチケット持っているのに来れないファンがいるであろうこと
くらいは分かると思うんだけどね。


ピースサインか。


写メを撮るくらいなら別にいいけど、
これをみんなが見られるようにわざわざ自分のHPにアップするかな?

わざわざこの日の日記にピースサインを載せる感性。
別に、わざわざ「悲しい」アピールをしろとか、喪に服して欲しい訳じゃないけど全然ないけどさ。

価値観の違いというか、私が過敏に受け取り過ぎなのかなぁ?
なんでこの写真を?

本人が撮って、この日の日記用に本人が選んでアップした写真なんだから、別にいいんだけどさ。


最初から最後まで後味悪いです。
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