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ブログに誤りがあったので、アナウンス。
2007/12/09でのGOING UNDER GROUNDの春ツアー
(誤)2008年5月24日(水)
(正)2008年5月24日(土)
なぜか曜日を間違う…

2007/12/12では
(誤)民報のサ○イさんは浮気をしている(注意:ガセ)
(正)民報のサ○イさんには愛人がいる(注意:ガセ)
これは読み返して気がついた。あんまり違わないけど。

なんか、改めてみるとこのゴーイングの日程、スネオとかと重ならないか不安になってきた。春になったら新しいアルバムとか出そうだなぁと思っているので。



記憶というのは不思議なもので、昨日ままどおるズツアーのことをブログで書いたというのに、MCで一番書きたかったことを書く段階で忘れてしまっていたという。

どうせ正確な内容は「風とロック」に載るんだろうけど、書きたいから書く。
明確な会話の順番とかはあやふやだけど。


音楽とか歌とか色んな話になって、箭内さんがゴニョゴニョ言った時、

山口「でも、俺、自分のこと音楽のプロだと思ってないっすよ」
箭内「そうなの?」
山口「思ってたら、あんなステージで寝っ転がったりしないって」

山口「箭内さんって、自分は広告のプロだと自分で思ってますか?」
箭内「いや、全然」
山口「プロだと思っている人は、あんなCM作れないすよね(笑)」


山口「あちこちから言われるんすよ
もう一回「美しき人間の日々」のみたいな歌を作れって、
もう一回「歌声よおこれ」のみたいな歌を作れって、
あとは「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」のみたいな歌を作れって、

そういうことあちこちから言われるけど、そんなの無理だって。

だって、俺、もうそん時の自分じゃないもん!
無理なんですって!

でも言われている内が花なのかなー」


山口「箭内さん、自分で作ったタワレコみたいなCMをもう一度作れって言われて、タワレコのCMを越えるもの作れますか?」
箭内「無理だね」
山口「ですよね。結局2番煎じになって元を越えられないっすよね」


山口「色々文句言うヤツはいるけど、
『お前のココが気にくわない』って言われて、それで直したとしても、
『今度はココが気にくわない』ってそれがずっと続いて、最後には
『なんとなく気にくわない』みたいに結局何してても、
気にくわないヤツは何しても文句言うんですよ」


なんか自分が言いたいけど形にならずモヤモヤしていたことを、他の誰かがはっきりと言ってくれると嬉しいよね。そうだよな、そうだよな。



それはさておき、ままどおるズツアーの前日「ジョン・レノン スーパー・ライヴ」(日本武道館)に行きました。

とりあえずブログを書くまでここに覚書。
だって明日が銀杏、明後日がこっこのライブだよ?忘れちゃいそうだ。
で、ブログ書かなかったらコレが全てです。

・マイクが2本用意されて、TSDかと思ったらくるり。
・地味すぎるよ、くるり
・スーツ姿のTSD登場
・渡辺健二の歌声が好きだ(再確認)
・「タイへは自腹で行きました」
・二人の歌うバックスクリーンにはタイへの旅、子供たち
・「世界には夢を見ることさえ出来ない子供たちもいるんです」
・Love
・Real Love
・左後ろの観客席に気付き「やべぇハゲがばれる!」
・トークの途中から「健二」じゃなく「スネオ」「スネオ」いう箭内さん

・みんなで・Happy Xmas
・Power To The People~Give Peace a Chance
・Imagine
・箭内さんが歌の時の黒スーツからいつもの系統の服装へ
・立ち位置は、右からキリン→健二→箭内→ボニピン→CHARA→
・あの、箭内・ボニピン・CHARAがものすごく派手です。
・その派手さをくるりへ分けてあげて

・みんなで歌う時、最初棒立ちの健二
・途中でやっと気付いてみんなと一緒に揺れる健二

・ヨーコさん登場
・みんなとハグ
・健二ともハグ
・絶対健二、覚えていない位緊張していたと思う

・箭内さんがピカピカの紙吹雪を仕込んでた
・機会があるとそれを再びまく箭内さん、加わる健二

・オノコード
・!!!!!!!!!
・ステージからはどんな風に見えますか?
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2007年12月9日(日) 原宿cafe studio
ままどおるズ『ままどおるズツアー』


行って来ました。東京会場限定50名。

このツアー、チケット代が2000円で、しかもお土産つき。
場所は貸切。ワンドリンク付き(…赤字?)。
そんなこの「ままどおるズツアー」のスポンサーは、創刊115周年を迎えた福島民報です。
この太っ腹!!


関係ないけど、今日のお客は基本的にとうほぐすっしんしゃ限定。
東北出身で良かった~、と生まれて初めて思いました。



開演冒頭、箭内さんと山口くんの往復書簡から開始。
プロジェクターに映される鬱々とした言葉とそれを朗読する福島訛り。


「マフラー外して、首の後ろの部分(人にさらけ出さない部分)、出そうよ」



そして「しゃくなげの歌」(?)でままどおるズ入場。

「しゃくなげの歌」って何だか知らないのですが、周りはもう大爆笑で手拍子で迎えます。
(※「しゃくなげの歌」は福島県民の歌らしい)

入場の時、二人がものすごいシリアスな顔で入ってきたのでどういう会になるのかと思ったけど
「いやー、手拍子で迎えてくれてよかった」
「福島会場だと、しーーーんとしてたもん」
とのこと。

「やっぱり東北の出身だからか、あんまり皆あか抜けていないね」だってさ(笑)


福島会場だと、福島県の副知事も見に来たらしい。
福島会場も行きたかったなー。
(次の日に仙台で民生VSサンボがあって、それに参加したら、ままどおるズTシャツを何人も見かけました)


会場に来たお客さんに「どこの出身か?」手を挙げさせたら、9割以上が福島県出身!!!。
ちなみに私はその他の少数派。


歌は数曲。
あとの時間はひたすらトーク。

あそこでした話、ここで書いちゃうと東北のイメージが確実に下がるから、どうしようかな?
書かないでおこうかなwww

でも、今日の模様は「風とロック」に載るらしい。発行されたらすごく欲しい。
行けなかった人は要チェック。

トークでは、山口くんがすごいニコニコニコニコしているように見えて、見ているこっちもニコニコ状態。


山口「大学を卒業して、東京ホーケイ学院に行って、
ホーケイ学院なんて名前だから、思わず俺は仮性科を捜した」
なんていう下ネタも、下ネタに寛大な東北出身者達は男女問わず大爆笑。

「風とロックと福島民報」撮影秘話とか、
民報のサ○イさんには愛人がいる(注意:ガセ)とか、
山口くんの給料は安すぎる、山口くんは松本素生ほど体はでかくない、とか。
色んな話題が百花繚乱。


箭内「田舎に帰る時はあんまり派手にしないで、地味な格好で帰るよね?」
山口「あんた、この間髪は隠していたけど、ピンクのパンツはいてたじゃないですか!!!」
頭隠してなんとやら、ってヤツですね(笑)
というか福島はヤンキーが多いから(偏見)、金髪大丈夫ですよ!。ピンクのパンツの方が確実に目立ちますよ!。

山口くんから、「箭内さんの(トークの)フリは悪い」、と何度も何度も言われてて、ままどおるズ内の関係はたしかに山口隆(兄)、箭内道彦(弟)だと納得。


それからトークで一番時間を費やしたのが、地方CM・テレビ。
私は、「ホテル聚楽」とか「ヤンマーとかクボタCM」、「ベニーランド」は分かるのですが、「今野貴石」とか「弦哲也のカラオケグランプリ」とか全く意味不明。

今日の出席者は9割以上福島出身なので、他の人達は共感や爆笑の渦。
そんな中、あまりにも私がぽかーんとしていたらしく、
壇上の二人に「お前、東北出身者じゃないだろ!?」と言われました

東北ですよ!!
人の服装を見て、マフラーを外せって言っただろう!!とか訳分かんない因縁もつけられた。
ままどおるズの二人だって、こっちのご当地CM「酒田米菓」「米沢の漢方」知らないくせにー


それから歌ですが、

<セットリスト>
01 ままどおる
02 NO TOMORROW
03 you don't know
04 俺も福島には帰れない


「ままどおる」
今日、このライブに行こうと思ったのは、言っちゃえばオリジナルの「ままどおる」が聞きたかったから。

今年8月18日の渋谷タワレコで「別冊 風とロック2」発売記念イベントがあって、箭内さんの別ユニットTHE SUNDAY DRIVERS(箭内道彦×渡辺健二)が、ままどおるを歌ったんです(2番の歌詞は渡辺健二バーション)

で、それがものすごく良かった。
こりゃオリジナルを聞かなきゃいけねぇ!!と思ったわけです。


「ままどおる」歌詞(あやふやですが)

お土産を買って帰るよ
いつもどおりの甘いおかし
るるる ままどおる

(中略)

故郷へ帰る
東京へ帰る
帰る場所がふたつあるのかい?
ほんとうはひとつもないんだ


サビの部分が身にしみる。
故郷から出ちゃった人間はみんなこの感覚分かるんじゃないかな?
でも、故郷から出ちゃった分もうこの先どこへでも行けるわけだけどね。

個人的にはこの曲は、色んな人に広く聞いて欲しい。


「NO TOMORROW」
曲を紹介しないで山ちゃんが歌おうとして

箭内「タイトル言わないの?」
山口「別にそんなのいいじゃないですか!?」
箭内「ブログ書く人、困るでしょ」

だって(笑)。箭内さん、ありがす!!!


「俺も福島には帰れない」
今までねバカな話をニコニコしていた山口隆がこの曲になった時、豹変した。

サンボマスターのライブは、言ってしまえばもう最初からマグマ噴出している状態。
ああいう状態はもう見慣れているし、ある意味当たり前に思っていた。

けど、この時は私は初めて山口隆からマグマが噴出する瞬間を見た。

「噴出する瞬間」って、ものすごい。
数秒前のニコニコしていた彼とは全くの別人だ。
ビックリした。
本当にビックリした。

今までの3曲は山口色はさほど強くないと思う。
だけど、この曲は山口隆の叫びのような歌だった。



後半は今日初めて会ったメンバーだというのに、妙な一体感が生まれて、
箭内さんが「過去をしらない同士の同窓会みたいだね」と言った。


そういえば、私の隣に座ったお二人。
開演前の会話の内容から察するに、この先「故郷に帰ることもない」「強制送還されることもない」「親・親戚に故郷に拉致される危険もない」もう完全に東京の人だった。だから私は一方的に、この人達とは多分分かり合えないだろうな、と始まる前は思ってたのね。

でも、こんな同じローカル話で盛り上がったわずか2時間で、お隣さんへの違和感なんて消えていた(単に私の心が狭かったんだよね。反省…)


最後にままどおるズ退場。
でも、退場する時の山口隆は、「俺も福島へ帰れない」の時の彼とは違っていて、また不思議な感じがしました。


今日のようなイベントを開いてくれた福島民報には感謝の気持ちでいっぱいですよ。また、こういう機会があったら嬉しいなと思いました。
2007年12月7日 Zepp Sendai
GOING UNDER GROUND『さかさまワールドツアー 2007-2008』

12月8日にブログに書いた速報版に引き続きライブレポ。
ただライブがあまりにも衝撃だったので、自分の中でうまく整理できなくて、よく書けない。
おまけにその夜は全然眠れなかった。もう冬だから、夜明けって遅いんだね(笑)


Train-Train~Train
グラフティー
ショートバケーション
Planet
暗夜行路
TWISTER
さかさまワールド
STAND BY ME
ナカザのロック★
Holiday
カウボーイによろしく
モンスター
Title
トワイライト

愛のうた
胸いっぱい
パスポート
ほか(順番めちゃくちゃです。もちろん足りないのもあるでしょう。)



がらがらのZepp Sendai。
こんなに人が少ないの初めてだ。
当然2階席は開放していません。空っぽ。
1階でも一番後ろのブースに物販。そして、立ち飲みできる用のテーブルが数個。ライブにテーブルって何さ(笑)

観客は300人くらい。
びっくりしたよ、300人しかいないんだもん。
でも金曜日だから12月だから人が集まらなかった、なんて言い訳はなしだと思うよ?

だって今年の3月31日、年度末の社会人泣かせの日程の時にスネオヘアーはここでライブをやって、そこでも人は今日の倍はいたもん。GOING UNDER GROUNDよりタイアップも全然取っていないのにだよ?
そして先週11月27日の民生VSサンボは火曜日だってのに、チケット売り切れよ?
だから、日程が悪かったなんて言い訳だ。


後ろがガラガラで、これはライブやるのいやだろうなぁと思った。

開演。
最初に丈さん登場。
ドラムを叩いて、順次メンバーが登場。でナカザ、いっさんが出て、あれよういっさんは?と思ったら、後方にスポットライト。
振り返ると、プロレスラーよろしく頭からタオルをかぶったよういっさんが!!
おもわず皆駆け寄ります。
ステージではTrain-Trainが始まっています(笑)
よういっさん、行かなくていいのか~~ww
ファンたちにハイタッチされ前方に進んでいくよういっさん。
私も思わず駆け寄りハイタッチ!!
ステージではTrain-Train。
よういっさん、はやくステージに行け(笑)


そして、曲は「Train」です。
この流れは定番なのか?


「ショートバケーション」
私の隣はカップルだったのですが、彼女のほうはタオルを持ってくるのを忘れたらしく、彼氏の肩からタオルを奪って回してた(笑)
他に多分ライブが初めてな子たちは手だけでも上に上げていた。
今度ライブにくる時はタオル持ってくるんだよ?


ライブ中、悪いが笑ったのが「ナカザのロック★」
いや、演奏に対してじゃないですよ?
わたし「ナカザのロック★」好きですよ?
ただライブで、ステージのバックにデカイ電光掲示板みたい感じのものが縦に何本か設置されていて、演奏中、炎な感じとか風な感じの映像を表現していたわけです。
が「ナカザのロック★」の最中はこれが

NKZ★ROCK

とでかでかとスクロールし続けたんです。

あああーーなんじゃこりゃーーー!!!(笑)
終盤ナカザも振り返ってたけど、この演出は他の会場でもあったのかな?どうなのかな?


「暗夜行路」は風景を歌いたくて15分で作った、と言う話になって、
素生「風景を歌っただけで、歌詞に意味はないのに
いっさんが真面目な顔で『この歌の歌詞の意味が分からない』って」
それに対しいっさんが、最初これは『鬼目が通る』のイメージだったと。

鬼目ってなんだ?と思ったら、
『三目が通る』の間違いだそうです(笑)


丈さんってこういうMCの最中もポーカーフェイスだよね。
でも今回の演奏の途中、何曲か笑顔でドラムを叩いてた。
私は今日のライブがものすごく楽しかったので、丈さんも楽しんでいるんだとなんか嬉しかった。


「さかさまワールド」
ギターの調子が悪いのかなんなのか、途中ギターを置いて、ハンドマイクで前に出てきて歌う素生。
素生のギターがない分、音はたぶん足りないんだろうけど、ロックの学園で聞いた時より、これ全然いいよ!!!
私が「さかさまワールド」に求めていたのはこれだよ!!


MCで素生が
「9月に銀杏とここでやったんですが(「仙台一隅」記事へのリンク)、
あの日から俺はステージで歌う意味がなんとなく分かった気がする。
まだみんなには上手く伝えられないけど」

私はその9月のライブ、参加した。
あの時素生が
「『お前らは本気で歌を歌っているのか?』突きつけられる

俺は、本気で良い歌を歌えているんだろうか?

俺は今日、良い歌を歌えているのか?

俺は今日、良い歌を歌えてる!!」

と叫んだあの瞬間を私は覚えてる。
あの日のGOINGのライブは本当にすばらしかった。

だから、この日のライブの楽器のトラブルや自分のコンディションが万全じゃないこと、どんなに情けなく思っているか、容易に想像がついた。


「ライブ中にアーティストと目が合った」と言うと、結構ヤバイ人みたいに思われそうで人には中々言い難い。でもライブで前の方に行く人には、この感覚を分かってくれると思う。

ライブの途中、私は、自分の不甲斐なさに打ちのめされて無表情な素生と目が合った。

「こんな、ボロボロの声でまだ歌っていいんですか?」
そう言った。

いいに決まっているじゃん

目を逸らして、素生は言った。
「……罵倒してくれよ!!!」

誰も非難の声なんてあげなかった。

素生はジャージの袖口で顔をぬぐった。
ライブ中、何度も。


アンコール。
4人はみんなツアーT。
(いっさんのTシャツの襟がピロピロなよういっさんモデルだったww)
一人ジャージで出てきた素生に、観客が「脱げ」コール
止まらない「脱げ」コールにジャージを脱いで、メンバー全員がツアーT。
「これで満足か?」


そして、
「音楽をやめようか、悩んでいた。
いつメンバーに言おうか、今日、明日、言おうかと

そんな時、丈洋がこの曲を書いてきた。

この曲を聴いて、俺は音楽を続けようと思った」

そして、その曲「愛のうた」
ロックの学園で生初聞きしましたが、この曲。いい。


アルバムを出したばかりなんですが、また新しいアルバムを作っています、また5人で帰ってきます、次にやる曲はそこからの新作です、という話の後で素生は

「今日のライブを俺はお母さんに見せてあげたい
 今日のライブを俺は恋人に見せてあげたい
 後ろガラガラだぜ?
 今度はここ、埋めようぜ」

そして最後の曲「パスポート」

「パスポート」
曲が始まってしばらくして、素生が間違った。

怒りの表情で素生はマイクを殴り、その場に突っ伏した。
演奏は中断した。

うずくまったまま、動かない素生。

客席から自然に手拍子が起こった。
何人もの人間が松本素生の名を呼んだ。

拍手は鳴り止むことはなかった。

ようやく素生は立ち上がった。


再度、「パスポート」
よういっさんが、要所要所で『ここでは両手を挙げ、上で繋げる』といつものように曲の振り付けを指示した。

でもそれ以外に、ほとんどの人は(もちろん私も)今日初めて聴く曲だというのに、申し合わせたように両手を上に挙げて曲に合わせてハンズクラップをし続けた。


それは、客側にいた私にとっても、ものすごい光景だった。
すごい風景を見てしまったと思った。


そして「パスポート」終了後、素生はその場に再び突っ伏した。

泣いているのが、いやでも分かった。
「感動したから泣いている」のではなく「自分の不甲斐なさ」に泣いているのだと思った。


突っ伏してまま、全然動かなかった。

メンバーたちが楽器を置いて、前のほうに出てきて、素生が立ち上がるを待った。
素生はまだ動かなかった。
動けなかったんだと思う。

拍手は、演奏が終了してもまったく止まらなかった。
客が素生の名を何度も呼んだ。

どれ位の時間が流れたんだろう。
それくらい素生は突っ伏したままだった。

ナカザが素生の背中を軽く叩いて、促した。

そして、なんとかヨロヨロと素生は立ち上がり、何の一言もしゃべらずステージを後にした。


丈さんは
「今日は、いろんなことがあったね。
 覚えていてね?

 それからこのツアーのTシャツ、かわいいでしょ?後ろで売っているから是非買っていってください。

 あと、それから、今度はここ埋めようね?」

と言った。


そしてライブが終わった。
会場に照明がついても、終わった感覚がしなかった。

すごいものを見てしまった、と思った。
なんていうライブに立ち会ってしまったんだろう?


仙台では時々こういうことが起こる。
東京では決して起こらないことが起こる。
なんというか。
仙台では特別なことをしているわけではないのに、時々アーティストと客の波長が合うような気がする(持ち上げすぎかな?)

昨年見た別アーティストのライブを思い出した。
その人のライブ、数年見ていたのにあの時初めて心を開いた瞬間を見た気がした。
1年以上たった今でも、覚えてる。

多分、この日のGOING UNDER GROUNDのライブはあの時のライブのように、この先忘れられないかもしれない。


良いライブって何でしょうかね?

事前に決めたセットリストどおり歌って「今日は最高でした」とお決まりの台詞を言って、無難に終わるのが良いライブ?

そりゃ、体調を整えるのはアーティストとして当然。それが出来なくてどうする?と思う。
楽器のトラブルはいろんな要因があるのでなんとも言えないけどね。

でも、そういうのも含めて、自分にとって良いライブとは、他でもない「自分自身の心が揺さぶられたライブ」が良いライブだと思う。

世界中の人間が今日のライブは糞だったと批評したとしても、自分が良いライブだと思ったらそれは良いライブなんだ。

「ステージの途中、泣くなんて、突っ伏すなんて、プロとしてどうなんだ?」そう言う人がいたとしても、そんなの関係ねぇよ。


ライブの日、仙台への移動手段は車だったらしい。
でも帰り、松本素生は曲作りのため他のメンバーとは別に一足先に新幹線で帰ったとのこと。

それが、「この日のライブに対する答え」の過程の一つじゃないかな?

今度、GOING UNDER GROUNDが仙台に来るのは2008年5月24日(土)
場所は同じくZepp Sendai

来たい人は来れば良いんじゃないかな?
私は行きたいと思う。
2007年12月7日 ZEPP SENDAI
GOING UNDER GROUND『さかさまワールドツアー 2007-2008』


軽々しくこのライブは忘れられない、なんていう気はないけど、
松本素生が、ライブの最中、最中にだよ?、泣いて2回ほどステージに突っ伏した。

アンコールで最後の曲「パスポート」を歌い終えた後には、号泣してその場から動かなかった。


最初に「帰ってきたぜ、仙台!!」とか言ったように聞こえたので、何故「帰ってきた」なのかその時は不思議だった。


観客がとても少なかった。

「9月に銀杏とここでやったんですが(「仙台一隅」参照)、
あの日からステージで歌う意味がなんとなく分かった気がする。
まだみんなには上手く伝えられないけど」

だからこそ、帰ってきたZeep Sendaiで自分的に満足できないライブをするのは悔しかったのかもしれない。

素生が「こんなボロボロな声でまだ歌っていいんですか」と言った。

新曲「パスポート」の出だしを間違えた時は、マイクを殴って曲が中断して、それから突っ伏して素生は泣いた。

会場は無音になったけど、
どこからともなく手拍子が始まった。

その後、なんとか「パスポート」を歌いきって、その後、ステージ上で再度突っ伏して号泣した。
しばらくそのまま動けなくて、どれ位そうしていたのか最後の最後に中澤に促されて、なんとか立ち上がって退場した。


良い意味なのか悪い意味なのか素生は「一生忘れられないライブになった」と言っていた。
私は良いライブだと思った。
ロックの学園でのライブよか全然いいよ。

しかしGOINGの客は暖かいね。


「また仙台に来ます」だそうです。来年5月。

今日のライブの詳細は(書く気になったら)また後日。
2007年11月27日 ZEPP SENDAI
『奥田民生vsサンボマスター』

「青春狂騒曲」歌って、
「歌声よおこれ」歌って、
「光のロック」歌って、
「美しき人間の日々」歌って、
奥田民生の「恋のかけら」歌って、
「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」歌って、
「そのぬくもりに用がある」歌って、

奥田民生の時、再びサンボ登場、「BEEF」。
山口はギター、近藤、木内はタンバリン。
木内は何故かタンバリン叩いているのに、ドラムのスティックを持っていた。



晩秋の仙台にやって来た。

「僕らの音楽」の時のユニコーン・トリビュート奥田民生・カバーズの時の態度の悪さをあちこちからたくさん言われた。
母親から「あんた奥田さんに対してなんて失礼な」。
俺がカンペに一番近かった。
そんなハハの青春時代は晩秋の仙台で。

晩秋の仙台来て一風堂に入ってラーメンとライスを頼んだら
綺麗なお姉さんが「肉ご飯、いかがですか?」と言うんだよね。
いや白米で、って言っても肉ご飯がお薦めらしく、すごい勧めてくるのね。
値段も同じ200円。
→肉ご飯。

晩秋の仙台

ここでは6月に銀杏と、
今日はここで奥田民生と。
負けるわけにはいかないんですよ。

昔対バンをした女の子を高円寺で見かけた。
彼氏と一緒で、
多分ヒドイことを言われて、泣く女の子と、その男と、
女の子に何も出来ない僕。

晩秋の仙台



奥田ファンがほとんどで、アウェイ。
でも、私は楽しかった。
山口エリアで少数なサンボファンと楽しく過ごした。

サンボ終了後、後方にいる友人と合流して、まったり民生。


公演終了後、帰りに食べたタンメンが非常に美味しかった。
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HN:tama
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ぼちぼち暮らしています。

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