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2010年1月23日(土)2号棟小名浜潮目交流館

207万人の天才。風とロックFES 福島
AKABEKO LEAGUE VOL.1「ゆべしス ワンマンLIVE」


※ライブの始まる前に、アクアマリンふくしまで箭内さんと松田くんに遭遇してびっくりしました。







整理番号もなにもない全自由のチケットなので、いつから並んだらいいか?でも1番前だと(自分が)緊張するからどこに座ろうか?とか悶々と考えてました。座るとしたら前から2番目かなーとか。
が、結局、いてもたってもいられず会場前の列の1番前に並んで1列目に座りました、はは。


並んでいる最中に入口から見えたのは、福島県東白川郡塙町(松田氏の故郷)のポスター。ポスターに○千株のダリア、とか書いてあったが、咲くのは7月から10月らしい。
塙町からお花も届いていました。


入場時、いろんなパンフレットとともに柏屋さんの御厚意の薄皮饅頭(2個)頂きました。ありがとうございます!!



最初は「薄皮饅頭ズ」
箭内さん俊美さん松田くんの初代(?)メンバーで。

塙町キャップが何故かマイクのところにあったので、俊美さんがかぶってました。

そして、薄皮饅頭が檀上にもあったのですが、その流れで松田くんが最前列にいた客数名に饅頭配布。
こしあん頂きました!!


今度NHKの東北限定番組で、昨年10月にやった「207万人の天才。風とロックFES 福島」の番組を放送するらしい。
そのVTRを流しつつトークなのですが、3人がことごとくVTRを無視して勝手に話すから、客はトークを聞けばいいのかVTRを見ればいいのか分からない(笑)
放送が楽しみ。

バックホーンの時は、3人もVTRをちょっと見て「マツ、今と全然顔違うよ!!」とか言われてたw


トークは、小名浜二中の略称は「オナニー」というのだとか、

小名浜の海に高校生の時、当時の彼女と来た松田くんは、浅瀬で彼女が溺れてしまいそれがすごい目立ったことが恥ずかしくなって、溺れた事を責めちゃってすごい険悪なムードで帰ったとか、

箭内さんは、自分がフォークソング同好会の2年の時、3年と1年に黙って、磐女(ばんじょ)のフォークソング部と砂浜で交流会を開いた(磐女との交流を俊美さんも松田くんもいいなーみたいなことを言っていた)とか、
故郷の思い出というか、グダグダトークというか(笑)

故郷の思い出って結局、家族の事以外は学生時代の思い出に結構直結しますよね。


箭内さんが「タイムマシンがあったら自分のどの時代に生きたいか?」という質問を二人にして、
俊美さんが「自分の未来に行きたい」みたいな事(これがまた格好いいんだ)を話す脇で、松田くんが“そうなんだ…”みたいな顔をしていたのがすごい印象的でした(笑)
松田くんは「高校時代に戻りたい」そうです(「溺れた彼女がそんなに気になるのか?」とか突っ込まれてたけど、そうじゃなくてなんか別の選択肢も覗いてみたいのか?と思った)


そんなこんなで「40才になったら」を初披露かつ、3人での初合わせ。
歌詞もそれぞれ3人各々で書いたから、相手が何を書いているか分からないまま歌う。
でも、俊美さんと松田くんの歌詞が微妙な感じでリンクしていた。



ゆべしス
薄皮饅頭ズの時、なんの話の繋がりか忘れたんですが、ゆべしスの衣装が冬はとび職なのですが、松田くんが「…これでいいのか?」と疑問を持ってしまったとのこと。箭内さんに「ああいった人達をマツは馬鹿にしてるのか!?」と言われてた。
で、ゆべしスどんな服装で出てくるのかと思ったら、さっきと同じ服装。鳶は着ないらしい。

ゆべしスは第3段階に入ったとの事で(この間の前夜祭が2段階だったらしい)、松田氏が歌う新曲が増えていた。
一番最初はスネアとか使っていて、あれは骨だった、とのこと。
(その頃はどんなのだったんだろう?)
で、2段階が打ち込み+朗読。


3段階目の今日は、2段階要素(打ち込み+朗読)+松田ボーカル+箭内ギターでした。


歌は、風とロックFES福島前夜祭で出だしの音程にものすごく難儀した「タイムマシン」から。
そんな記憶があったけれど今回は大丈夫でした。
ボーカリストと比較してどうか?という問題ではなくて、結局は歌に味があるかどうか?だと思う(私自身音の善し悪しってよく分からない)ので、結構よかったです。

松田くんはもっと歌をがんばると決めたそうだ。
新曲2曲も松田ボーカルだった(箭内さんは歌わないのかな?)
ずっと譜面代を見つめて、歌ってた。

その譜面代のクリアファイルに表紙にはさんでいるのは、この間福島でバックホーン岡峰が撮ったゆべしスの写真とのこと。
松田家にバックホーンメンバーと箭内さんが泊まりに行ったらしい、その時の写真(詳しい事は多分2月号の風とロックに載る)。


朗読もした。
「テレビが消えた日に」と「インターネット家族」

朗読前、MCとして和やかに楽しいトークをしていた箭内さんが、自分の内側に入っていくのが見えて、朗読が始まったら自分の内側から言葉をストレートに出していってたのが印象的だった。
朗読と言いつつ、その時その時で内容はリアルタイムに変わるのですが「テレビが消えた日に」のマイケルジャクソンのくだりと、ドメスティックバイオレンスのくだりがよかった
そして打ち込みの時間をオーバーした(笑)
(でもオーバーしてもいいと思う)


箭内さんの高校時代のユニット「信吾が道彦」の歌(+3番の作詞が松田。時代を超えたコラボ)「うんこ」、それから「calendar」
(TSDで「うんち」という歌を聴いた事がある私にとって、箭内さんって「うんち」やら「うんこ」とか一体何なんだろう…wと思ったり)

それからリハから1音あげたのをぶっつけ本番で松田が歌う(バクホンのマネージャーには「松田には絶対無理」と言われた)に挑戦していました(笑)
結果、案外大丈夫でした。
松田くんがすごい成長している。


新曲の「カレンダー」は箭内さんの生き方がむき出しだった。
超箭内節。
すてき、ではあるけれど、自分がそういう生き方が出来るか?と突きつけられたらどうだろう?と思った。
でも素敵な歌です。

※多分ゆべしスのいいところの1つは、公式の歌詞ですら松田作と箭内作の歌詞で意見の食い違いがあったりするけれど、それも1つの曲として成立しているのだから、ゆべしスの世界の全てを聞き手が全部同意しなくてもいいところだと私は勝手に思ってます。


この曲でワンマンが終了、二人で高く手を繋いで、深々とお辞儀。
退場。
アンコールはありなのか?なしなのか?もっと見たいけどあるのか?と思いつつ拍手していたら、マッハで箭内さんが走って戻ってきた(笑)

その後、のろのろ出てきた松田くんが「箭内さん、早いっすよー」と言ったら
「なんだマツ!、バックホーンは『もっとゆっくり出よう』とかいちいち考えているのか?」みたいなことを(笑)


ステージにもどり、楽譜をめくる二人。
どうやら曲はもうないらしい。
朗読?、いやアンコールに朗読はないだろう、とか話しつつ、
松田くんがさっき歌った「calendar」の替え歌を歌いながら、楽譜をめくっていたのでうけた(笑)
作ってないんだから、いくら探してもない(笑)

客席から「タイムマシン」の声。
「同じものを2回やるのもなー」とか言いつつ、他の選択肢がないw


箭内「じゃあ、今度は『YES YES YES』から。みんなも一緒に」
そして、みんなで「タイムマシン」



タイムマシンなんか わたしにはいらない
キラキラした過去も
バラ色の未来も

YES YES YES
YES YES YES
YES YES YES

今日が
今日が
今日が好きさ



箭内道彦、ゆべしスの世界観。
この瞬間瞬間、好きでいたい、好きになりたい。


終わった時は、100%気持ちが持っていかれた感じ。
ただもう拍手を送る。
(こういう感覚になったのは正直久々で、去年だって26本くらいはライブ行ったけど、ここまでなったか?という)

公演も終わったところで、ふと
(…あれ、も、もしかして、もしかして私、ゆべしスのこと好き…?)
みたいな事に気付きました(笑)


それから、ゆべしスの松田くんは愛すべき人材だな~と思いました。
私は松田くんの福島弁には騙されていない(東京でなまっているとモテモテらしい)んですが、そして30代妻子持ちの男性に言うのは失礼かもしれませんが、松田はかわいい。


個人的に感じた事ですが、ままどおるズもTSDもいっぱい箭内節の歌は歌っているんですが、
今回は「箭内(兄)+松田(弟)」みたいというか、
パワーバランスがいいというか、
ユニットとして一番まとまってる(と言ったら他の2組に失礼か)というか、
なんかいいです、ゆべしス。
今、気付いたんですが山口くんもスネオも松田くんも、みんな次男坊?


私ひとりでなんかすごく好き好きと絶賛しているのですが、これが周り回っていって、本人達に「俺たち人気ある!」と変に勘違いされたらはちょっとやだな(笑)
私は好きだけどね。




翌日のアリロック。4時間くらい寝てアリロック。

箭内さんのサイン会なんてものがあったので、このために持ってきたゆべしスのCDに箭内さんのサインを頂きました。
今まで、イベントとか風とロク福島の前夜祭とか、箭内さんに話しかける機会は何度かあったけど、そりゃもう気楽に話しかけていたものです。

が、ゆべしスの感想を言うのはなんかすごい恥ずかしくて、
感想といっても「好きです」「すごい好きかも」くらいしか言えてないと思うけれど、箭内さんは

「会場があんなに遠いとは知らなかった」
「終わった後にマツと反省会をして『昨日のライブに来てくれた人を一生大切にしよう』と話し合った。そのうち発表があるかもしれないけれど、チケットの半券は取っていて」
と言ってくれました。

それを聞いて私は、
『あの時ライブに来てくれた人を一生大切にする』とか、そういうことを一時だけでも思ってくれたことが、なんか嬉しかったです。
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