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2009年2月15日(日)渋谷C.C Lemonホール
渋谷C.C LemonホールLIVE
~スネオヘアー生誕10周年記念ライヴ Vol.1~


この公演は、追加公演と言うべきかツアーファイナルと言うべきか、
オフィシャル的には
「スネオヘアー生誕10周年記念ライヴ Vol.1」
と言うらしい。

<セットリスト>
1 アイボリー
2 LOVE YOU
3 ウグイス
4 夏になったら帰ってきてね
5 夢の続きのようなもの
6 headphone music
7 言いたいことはいつも
8 気まぐれな季節のせいで
(bird call)
9 サフラン
10 ターミナル
11 JET
12 電話
13 歪んだ二人
14 共犯者
15 スターマイン
16 スカート
17 バースデー

en.1
1 Happy Birthday(スガシカオ氏の歌)
2 ワルツ
3 現在位置

en.2
1 セイコウトウテイ
2 こうしてはいられない(弾き語り)

【イワイエイキチ(B)、朝倉真司(Dr)、渡辺シュンスケ(Key)、松江潤(G)】

この前の週に行われた仙台公演がすごい良いライブで、余韻を味わうこともなく贅沢にも翌週もライブがあるという。

渋谷公会堂、5年間の約束で今は「渋谷C.C.Lemonホール」

仙台がいくら調子が良かったと言っても、次の日のライブはどう転ぶか分からないという不安がスネオヘアーの場合は何故か付きまといます。オフィシャルのサイトも多くの人に来て貰おうと必死に呼びかけていて、なんかそれが更に不安を煽るというか…

でも私は不安よりは期待が大きい。だって仙台公演が良かったんだもん。
初日のあの○○さからは想像できないくらいに楽しかったし良かった。

有志会で取ったチケットで席に着いたら、私の周りはなにか切実な空気を纏ってる人が多かった。
有志会に入っているくらいスネオヘアーの音楽が好きで、ツアー初日しか見ていないとしたら、そんな風に緊張するんだろうなと思う。


本公演もまた開場が若干遅れた(物販の準備が遅れたため)ので、開演の17時30分になっても始まらない。
振り返って2階席を見てみると、1/3くらい埋まっている。

17時40分を過ぎてからブザーが鳴り、終わりきっていない入場者がやや急いで席に着く。


そして開演。

舞台のスクリーンに映像が浮かぶ。

PV

フィルター
こうしてはいられない
現在位置



インディーズ時代のPVのサビの部分が少しずつ映し出される。
渡辺健二が27才の頃。

そしてメジャーデビュー以降のPVも続いて順番に


アイボリー
訳も知らないで
Over the River
自問自答
ウグイス
セイコウトウテイ
ピント
コミュニケーション
冬の翼
ヒコウ
ストライク
テノヒラ
ワルツ
悲しみロックフェスティバル
headphone music
スプリット
やさしいうた
伝えてよ
言いたいことはいつも
共犯者




10年は長い、でも振り返るとあっという間。
この映像、ずっと見ていたい。
(有志会の更新特典に欲しい!)
インディの頃からスネオを追い掛けていたわけではないけれど、この映像を見せられてグッと来ないわけがない。
インディの頃から追い掛けてきた人にはこの映像、たまらないだろうな…


そして、サポートメンバー達が出てきて、一段と大きい拍手の中、スネオヘアーが登場。


この流れで行けば…と思ったら、1曲目はやっぱりメジャーデビュー曲「アイボリー」から。
そしてアルバム「バースデー」から「LOVE YOU」

座席なので、ちょっとノリ辛い。

3曲目、意外!!「ウグイス」!!!
これ「バースデー」のツアーじゃなくて、「スネオヘアー生誕10周年記念ライヴ Vol.1」なんだなぁと思いました。



でも、そうは言っても結構頭の中は冷静。
やっぱり座席な事と(しかも正面席ではなく、どちらかと言えば脇の方)、それから加えて前の週(仙台)もスネオのライブだったからかなぁ。

サポートメンバーもいつものメンバー。
そのステージの配置を見てスペース的に「今日はストリングスは入らないだろう」とよんだ。


4曲目の「夏になったら帰ってきてね」が終わった後は「トークバック」という私の思い込みを覆し、「あれ!、これ!!えっウソ!?まじ!!??」な感じで、嬉しい裏切り、
「夢の続きのようなもの」


過ぎ行く先の風は遠く
風船みたいに飛んで行く
僕等こうしていることも
夢の続きのようなもの




2004年の12月23日、同じ会場でもこの歌を聴いた。
好きな歌の1つ。でも、今の08-09ツアーとかで歌って欲しい歌でも正直ない(自分はそんなに懐古主義ではないし)。でも10周年記念ライヴでは聞きたい歌の1つでもあるこの歌。


夢の続きのようなもの


わかるかなぁ?
スネオヘアーのことを好きな人は分かってくれるよね。


そして、この後のMCだったかな?


スネ「先週は仙台だったんだけど、あんなちっちゃい開場でツアーファイナルなはずがない。
でも、まあ連中も盛り上がっていたし。
俺も『仙台サイコー』とか言って
ついて良いウソと悪いウソがある(あの時のは良いウソだからいい)」

みたいな事を臆面もなく言いやがった。

もうね言っちゃえば、私そのMC聞きながら、コイツ正直死ね(笑)と思ってました。うそうそ冗談です。
あーあーーー、そうなんだよね、この人ってこういう人なんだよね。
知ってたけどさー、わざわざそういうこと言うか?って。
でも、そういうヤツなんだよね、スネオヘアーってさー。


そういや、MCの最中(MCの時だけ。歌の時は静か)、どこからかわしゃわしゃと声を上げる子どもの声が聞こえていて。
スネオのMCの声とかぶってもスネオは切れることもなく、そのまま全然フツーにMCを進めていて。

いつだったかなー、本編の後半かな?アンコールの時かな?
スネオが笑いながら、声を上げる子供のことを

「アレ、うちの次男坊」

だそうです。
本当なのかいつものスネオ的ジョークなのかどうかは不明。



そして、この後はツアーのセットリスト通りに戻り、
「headphone music」「言いたいことはいつも」「気まぐれな季節のせいで」「サフラン」で。
雨音が流れてきてスキップが始まるのかと思いきや、流れてこず「ターミナル」
これも今回のツアーセットリスト的にはイレギュラー。

そんなに人気のある曲のようには感じていないんだけれども、スネオさんって結構「ターミナル」歌っている気がするなぁ。


この後の「JET」、「電話」、「歪んだ二人」の流れは、個人的にこのツアーにおける私のツボポイント。
「歪んだ二人」の掻きむしるようなシャウトが好き。

その後の共犯者は、結構スネギターが間違っていたなー。


ギターをタンバリンに持ち替えて、
スネ「『打ち上げ花火』という曲があって、その花火シリーズの第2弾。
   季節が交差する、すこしSFチックな歌です。」

そして、終盤へ。
本編最後の曲「バースデー」


終わった後は、拍手は鳴りやむことはなく。


アンコールの準備かスタッフさん達がステージを調整し始めて。
スタンドマイクが2本。


アンコールで1人出てきたスネオヘアー(衣装そのまま)。

スネ「今日は10周年記念ライヴということで、特別ゲストをお招きしております」


スネ「お前ら、どうせMOBYか池田だと思ってんだろ!?違います!!
貸しがあるんです!!

それではお呼びします。スガシカオ!!!」


わき起こる歓声の中、ちょっと照れくさそうに登場したシカオさんの靴は、やけにキラキラしていて眩しかった。流石ロックスター。



スガシカオ氏とスネオヘアーの会話は面白かったです(長かったけど)

以下順番順不同で、憶えているものを↓


スガ「新しいアルバム聞いたよ。暗い!!
スネ「…暗い…ですかね?自分的にはかなりポップになったと思っているんですけど…」
スガ「…ポップっていえばポップだけど……暗い!!根が暗い!!!
スネ「シカオさんに言われたくないなー」


スガ「スネオ、ずるいよ。自分のリハばっかりやっててさー」


スネ「シカオさんは忘れてしまったかもしれませんが、初めて会った時、俺になんて言ったか憶えてますか?シカオさん『死相がでてる』って言って。俺は『よく言われます』って(笑)」
スガ「俺そんなこと言った?(笑)」
(2003年頃のスネオさんはたしかに死相があったな)


スガ「俺の後についてきてくれたヤツはスネオヘアーしかいなくて。だからあんまり無下にも出来ない」
スネ「俺の後も誰もついてきませんね」


スネ「鶯嬢ツアーの札幌の時、ちょうどシカオさんも札幌にいて。シカオさんにTシャツの背中にサイン貰って、『一生大切にします!!!』なんて言ったけど、すいません、引っ越しの時あれどっかいっちゃいました(笑)」


スガ「スネオくん、太った?」


スガ「スネオくん、それって私服?」(ツアーで着ている黒シャツを指して)
スネ「仕事着です」
スガ「ステージでG-shock付けてる人、初めて見た」
スネ「ヤフオクで買いました」


スネ「俺たち、ハチクロファミリー!!!」



で、長々と続いたスガスネ漫才もようやく終演を迎え、スネオがシカオ氏にリクエスト。

スガ「えっ、本当にあれでいいの?」
スネ「お願いします!!」

二人でギターを構えて、二人弾き語り
が、正に始まるその瞬間、

スガ「ところで、なんで『Happy Birthday』なの?」

スネオがっくしwww
スガ「だって、こうゆうの気になるじゃん」
スネ「だから10th Anniversaryって言ってんだろうが!!!」

あーなーんだーそういうことーと御納得のスガシカオ氏。

ふたりでスガ氏の『Happy Birthday』
その後、サポメンが出てきて、シカオ氏も交えてハチクロのEDでもあった「ワルツ」


そしてシカオ氏が去った後、舞台袖を見ながら
スネ「やっと邪魔者が消えたぜ。ウソ。ウソですよ。本気にしないでください」

この後「現在位置」が演奏され、アンコールが終了した。


拍手は鳴りやまない。


ダブルアンコール
ツアーTシャツに着替えてきたスネオヘアーとサポートメンバー。
曲は「セイコウトウテイ」
迫力がある。

終了。

捌けていくサポートメンバー達に
スネ「並ぼうぜ!!」

こんな事がないとやらないんだから、と言いながら、エイキチさん、朝ちゃん、シュンちゃん、ジュンマツエ、そしてスネオヘアーがステージに一列に並び、お互いの手を繋ぎ、高らかに上げた。

スネ「サポートメンバーや今まで支えてくれたスタッフに感謝します」


そして深々と礼。

それから「スネオヘアー今日で解散します」なんて冗談めかして言っていた。


退場していく5人に会場から大きな拍手。


舞台袖へロボットのようにぎこちなく歩いて笑いを取るスネオヘアーに、ジュンマツエが後ろから“お前はここに残らなくちゃ”という感じで体に触れた。スネオヘアーがかすかに苦笑したように見えた。



そしてスネオヘアーが1人、ステージに残った。


ドラムが置いてある、一段高い所に腰をかけて足を組んで

スネ「結局、最後には1人になるんだ」




先程までに熱気が嘘のよう。
観客は一言も発せず無言でステージ上のスネオヘアーを見つめる。


ぽつりぽつり、と。


初めて作った曲は『真夜中のシャッフル』で、
卓球のイベントで徹夜して、初めてレコーディングしたのは『フィルター』で、
レコーディングなんて初めてだから全然分からなくて、
それを昨日のことのようにはっきり覚えている。


まだ続けたい。
50までやりたい。
外野は「もうやめたら?」とか好き勝手なこと言ってくるけど、そこに在ることが大事。


誰もスネオヘアーなんて知らなかった頃、誰も知らないからチャンスがあるだろうと思ってた。



弾き語り「こうしてはいられない」



私がスネオヘアーを知ったのは2003年。その年から2004年のスネオヘアーはいつかいなくなってしまいそうな危うさがあって、私はとても不安だった。自分自身を追い詰めていく様とか、ファンを全く信じていない様であるとか。
個人的にはあの頃には戻りたくないです。

私は、そういったおそらくスネオヘアーが生まれながらに持っていた負の要素は、SUNEOHAIR LIVE TOUR 2007の4月28日Zepp Tokyoである程度、解放されたような気がする。
そりゃ、人間の根本はそう簡単に変わるわけないけれど。

まだ続けたい、50までやりたい。
「スネオヘアー今日で解散します」なんて言葉に一瞬、ドキっとしちゃったけど、その「続けたい」という言葉には嘘はなかった。

だから、安心したし、嬉しかった。
続けていくことがどんなに困難な道かは分かってはいるけれど。


アルバム「バースデー」と
今回のツアーSUNEOHAIR LIVE TOUR 08-09「バースデー」
今日を僕らにとってBirthdayにしよう

この公演に参加して思ったことは、スネオヘアーの第2部が始まったんだな、ということ。



今日のライブ、録画カメラはあった。
スペシャとmusic on TVからの花はあった。
もし可能であるならば「スカート」ツアーのファイナルのように、映像という形にしてくれたら、と願う。
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