「月面着陸 Vol.2」(下北沢ガレージ) 2008/07/22 (Tue)

2008年5月22日（木）下北沢ガレージ
スネオヘアー「月面着陸 Vol.2 ～6年前の今日がデビュー日～」



2か月前。
ちなみにメモなし。
記憶を頼りに書いてみるので、ＭＣはニュアンス。鵜呑み禁止。ニュアンスで。

＜セットリスト＞
1 アイボリー
2 てっぺん
3 パイロットランプ
4 フォーク
5 ムービースター
6 JET
7 訳も知らないで
8 ナロウカーウ゛
9 現在位置
10 打ち上げ花火
11 このままこうして(Live ver.)
12 ピント
13 セイコウトウテイ
14 冬の翼

en1
1.Birthday
2.こうしてはいられない

en.2
1. 言いたいことはいつも（弾き語り）

【サトウヒロタカ（G）、イワイエイキチ（B）、コジマコジヲ（Dr）】


一般販売がほとんどなく、有志会会員が大半だったこの日の下北沢。

会場にはいると、ステージに数字が映し出されていて、カウント。
『20020522』というメジャーデビューの日から、順々に数字が増えていく。
……
…………

時刻は開演時間。
（まだカウント中）

あー『20080522』にならないと始まらないな

そして開演から十数分遅れること、スクリーンの数字が『20080522』


ステージに出てくるメンバー。
ヒロくん、コジオ。

懐かしいというより、ただそこにまたヒロくんがいることが不思議な感じ。



１曲目はもちろん「アイボリー」



過去の、数年前と同じメンバーで、
スネオがいて、脇にヒロくんがいて、後ろの方にコジオがいて、相変わらずいつものようにエイキチさんがいる。

私がスネオヘアーを好きになった時、スネオの隣にいたのはいつもヒロくんだった。
ヒロくんが仙台出身だからって、スネオは仙台公演のＭＣは、嫌がらせのようにきつい下ネタ言ってた。
それが当たり前だとずっと思っていたんですよね、私。


だから、見覚えがある、なんか不思議な風景でした。




ちなみにこの日のスネオは、いつもより多めに客席に身を乗り出すとかはやってたけれど、昔みたいに危なっかしくてみてられないとか、客にケツを向けて歌うようなことはなかったです（笑）


「なんか今日、チケット売り切れたそうですね。
それでチケット買えなかった人もいるみたいですね、５人くらい」
５人じゃねえよｗｗｗ
「ほんとに、もっと入れてやればいいのに」とスネオヘアーは言ってました。

スネ「６年経って、色々変わりましたよ」
スネ「歌とか、体調とか」
ヒロ「体型とか」
スネ「体型とか」

ヒロくんｗｗｗｗ



「スネオヘアーの数少ないメッセージソングです」スネオヘアーいいこと言っているじゃんってもっと評価されてもいいのに、と言って「フォーク」
そんなこと言うのならこの歌をもっと歌ってよって思っちゃたよ。

そういえば「フォーク」の中に「流行廃りでくくられる日々」という歌詞がありますが、ＭＣで最近出てきたアーティストの話題になった時、スネオさんが

「使い捨てにされるのはかわいそうだ」

と言っていたのが結構忘れられないです。



メンバー紹介
「オメーは俺よりキャーキャー言われるから首にしたんだよ（笑）」とヒロくんとじゃれ合うスネオヘアー。ほんと仲いいなー。
アシンメトリーな髪型で、相変わらず目がキラキラしていたヒロくん。
そんなヒロくんもとうとう３１歳らしい。
年月は経つものです。
ヒロ「檀上の平均年齢がすごいことになっているね」と言っていた。


「高学歴低収入。コジマコジヲ」
長い名前のバンドをしているとのこと。
河合荘に遊びに来たことがあるという話になって、トイレの水が止まらない河合荘の話になって、「どうしたの？渡辺くん（←小芝居）」とすぐ大家が来ると言う話になった。
建付が悪いからトイレの音が駄々漏れなので、女の子が来ると気を使ってＣＤの音響をあげたりする逸話。

エイキチさん。
スネオさんはエイキチさんを初めて見た時「音デケー」と思ったみたいな話で、エイキチさんが関わっているバンドの中で、スネオヘアーの時が一番音が小さくやっているそうな。へえぇ。



「ナロウカーウ゛」「現在位置」「打ち上げ花火」の後に「このままこうして(Live ver.)」「ピント」「セイコウトウテイ」の曲順。
すごいよね。スペシャルだよね。

個々の感想はあげないけれど、「このままこうして(Live ver.)」は、私がもうライブで聞きたくて待ち望んでいた曲。何気に歌ってないんですよね、この曲。




この日の感想を言えば、昔のメンバーで、昔の曲を歌った姿を見たので、だからこそ余計に「もう昔じゃないんだな」というか、時間の経過を知りました。

メンバー紹介の際、ヒロくんはについて今、何をしているかの情報を言わなかったので、
『多分、もう音楽の道を進むことは止めたのだろうな』
と思いました。


昔のあのどうしようもない、ファンさえも拒絶するようなスネオヘアーから、今の愛なんかも歌っちゃうスネオヘアーまで、何でか知らないけれど私は好きなんだけど、
だから昔とか今だとかあんまり関係ないというかどうでもいいんだけど、

この日のライブをみて、「昔の部分」もまだこの人の中にはあるんだな、ということを確認しました。



アンコールに出てきたスネオヘアーは、スネオヘアー×下北沢ガレージでこの日の為に作った携帯ミラーの宣伝なんかもしてみたり。

そして、

「やっぱり自分の中にあるものを歌わなきゃダメだなぁと思います」

「ウソ歌っても、みんなそんなバカじゃないから分かるもんねぇ！！」
（↑なぜかすげえ人を小馬鹿にする口調で）

それに対し最前列の人が「ムカツク」と言って、
「お前、憧れのスターに向かって「ムカツク」ってなんだーー！！（笑）」とか言ってたなｗｗｗ


戸田菜穂さんとお会いして嬉しかった話をして、
「『ああチューしたいなー』とか思っちゃって、
　でももし万が一チューしちゃったら、その次は……って
　で、結局そういうのはキリがない。

　そういう風に憧れる気持ちも分からないでもないが、
『身近にいる人を大切にしたい』とか、そういうね

『変わろう』とに思った日を境に変わっていけばいいと思って作った歌です。」

そう言って新曲「Birthday」

そしてインディーズ時代からの歌「こうしてはいられない」




低いところから気持ちが高ぶるのを
感じずにいられない
こうしてはいられない
さあ行こう




そして、再アンコール。
恒例になった感もある弾き語りで「言いたいことはいつも」



最後に歌の余韻に浸ってステージの『20080522』の文字を見ていたら、退場したはずのスネオが一瞬戻ってきて、脱いだＴシャツを直球で客に投げて消えました。速攻。もう少し位置がずれていれば自分に当たったかもしれないという感じでした（惜しい）。




感想が上手く書けてなくて短いような気もするけど、書いては消し書いては消しで。
この、自分の中のモヤモヤした言葉に出来ない感じは、昔のスネオヘアーを見た後の自分のままのようです。
あの頃は、ブログでライブ感想書くなんて思いもしなかったなぁ。



振り返るだけでなく今は、今度のワンマンライブはいつかなぁ？とかどんなのかなぁ？ツアーとかあるのかなぁ？なんて思ってます。

とりあえず、ROCK IN JAPAN FES.2008があと９日後。
楽しみです。